■「どうして今さらRealPlayer(RealAudio)?」なんて思うことなかれ。RealPlayerはついに楽しめるツールになったのだ。まずはG2をインストールせよ(ダウンロードはこちら。雑誌の付録CDからインストールするとより簡単)。もうG2以前のバージョンなんて価値なし。
いやー、RealPlayerがこんなに遊べるツールだなんて、G2をインストールするまでは全然気がつかなかったのだ。最近じゃブラウザといっしょにインストールされるみたいだし、ワタシだってそんなに古いバージョンを使ってるつもりはなかったんだけど、最新のRealPlayer G2(無料でダウンロード可)を入れてみてびっくり。世界が変わってるよ、こりゃ。といっても音質が飛躍的に向上したとか、そういう話じゃなくて。
これが一番簡単かつオススメのお気楽な楽しみ方。すなわちインターネット版ラジオ局。インターネットラジオのクラシック専門局と言えば、以前はKing-FMくらいしかなかったが、いまやここにプリセットされてるだけでも8チャンネルもあり。RealPlayerのメニューからジャンルごとに細分化されている局を選べるようになってるんだが、Classicalの項にもCBC Radio2、NetRadio、WFMT、WQXRなどちゃんと用意されてるんである。クラシック専門局だけで8チャンネルなどという状況がかつて他のメディアでもあったか。
ここから好きな局を選んで、ダラダラと音を流す贅沢(当然ダイヤルアップ者はテレホー前提)。ああ、PCに外付けスピーカー付けてて良かった。いや、音質的にはもちろん相変わらずではあるんだけど、こいつの楽しみ方はそういうもんじゃない(そういうのはパッケージ・メディアに任せろ、今のところは)。ただ流す。流れてくるものが好みに合わなければチャンネルを変えればいい。ラジオってのはそういうもんだ。 G2から検索窓ができた(Exciteのロゴ入り)。これが妙に楽しい。検索の理屈としては、どうやら入力したキーワードとRealPlayerファイルが同一ページにあればリストアップされちゃうようで、目的とした音楽を確実に見つけられるわけじゃないが、むしろその不正確性がおもしろいかも。適当にクラシックのアーティスト名やら作曲家名を入れてみると、「えっ、こんなRealAudioファイルがあるのか」というようなページを拾ってきてくれる。ウソだと思ったら試してみるべし。
ちなみにSibeliusを入力したら、146hitも出てきてしまった、ウソ・ヒットも多いけど。効率よく何かを探すためのツールとはまだまだ言えなくて、ゴミあり宝ありというおなじみのウェブ界を許せるだけの心の余裕を持って探検するのが正解。中にはこんなの置いちゃってていいのかよ、みたいな怪しげなところもあったりするのがディープなり(笑)。 ってわけで、RealPlayerはCDショップのサウンドクリップを聴くためだけのものではなくなったのだ。もちろんクラシック音楽とは別に、一般的なコンテンツだって最近は非常に充実してきている(RealGuideをチェックすべし)。RAIが提供するセリエAのゴール・シーンだってあるぞ(Mondo CALCIO)。(02/15/99)
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