January 30, 2002

EXILE、新たな名作ゲーム

●MYSTといわれてピンと来る方がどれくらいいらっしゃるものか。PC用アドヴェンチャーゲームの大傑作とされる名作で、これまでに続編のRIVEN、三作目のEXILEが発売されている。そのEXILEを少しずつプレイして、ようやくクリアした。
●で、これが従来の2作同様、きわめて質の高いゲームで大変に楽しめたのだ。もう「アドヴェンチャーゲーム」なんていうジャンル自体が衰退しちゃっているので、まったく想像もつかない方も多いかもしれないが、乱暴に言えば戦闘とかレベルアップがなくて謎解きが主体となったRPGみたいなもんだ(って違うか)。
●MYSTシリーズでは、いくつかの異世界にほとんど情報なしにプレーヤーは放り出され、周囲を観察して情報を集めながら、パズル風の謎を解きつつ、ストーリーを進めていく。この異世界っていうヤツのデザインが実に美しくて独創的である。ある神のごとき男が「本」を書くことによって世界が創造されて、われわれはその本のなかに入って世界を旅することができる。繁栄する世界もあれば、滅び行く世界もある……。もうこの基本設定だけでもワクワク度かなり高し。
●しかも仕掛けられた謎のひとつひとつの質がとても高い。「この機械はこんなふうな仕組みでできている。だからここでレバーをこう操作すると、うまく動作するはずだ」みたいな推理を要求されるわけっすね。これが子供だましにならない程度に難しく、しかし「そんなのわかりっこない」というほど難しくはないところがミソ。ヒントの与え方もフェアー。「説明」が少なくプレーヤーを突き放しているところが洋ゲーなんだけど、無理難題を押し付けるようなところはまったくなし。世界観は魅力的、グラフィックは超美麗で、ほとんど歴史的名作といっていいっすね。超オススメ。(01/30)

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