●やれやれ。W杯チケットを巡る狂騒はまだまだ続きそうだ。国内販売分のなかに故人名義で申し込んだものが当選していたとか。死んだおじいちゃんの名前で、とかそういったことなんだろうけど、ワタシゃ全然驚かないし、申込者がずるいとも思わない。真偽は定かじゃないが「犬・猫まで名前を借りて申し込んだら、ポチが当選してしまった」とかいう楽しすぎる話まで聞こえてくる。
●ワタシ的にも全然他人事ではなくて、海外販売分のTSTチケットをゲットしていったんは争奪戦終了と喜んでいたのだが、いろいろとFIFA側が厄介を起こしてくれたおかげでこれをキャンセル(涙)、別の試合を申し込みなおしているのだがいまだ最終的な結果は見えてこない。
●まあ、売る側がムチャすると買う側もムチャするというか。結局、一番問題なのは「チケットを持っていても申込者本人でなければ入場できません」つう建前で、これがあるから必要以上にみんながんばってしまっている気がする。転売を防ぐために他人に譲渡させないというのなら、せめて定価マイナス手数料で譲渡するような仕組みを主催者側が作ってくれればみんな納得すると思うんだが。
●先日ここで紹介したサイモン・クーパーの新刊「ワールドカップ・メランコリー」に、「フランスW杯のチケットが入手困難なのは、W杯の人気が高いからではない。単に販売方法が拙いだけだ」といったような趣旨のことが書かれていたのが可笑しかった。(04/26)
April 26, 2002