●しばらく前に当欄でご紹介した「ジョン・ケージの4分33秒をめぐる著作権問題」が一応解決したらしい。結局、無音の曲を発表しちゃった作曲家のほうがいくらかの和解金をジョン・ケージ財団に支払ったってことで、あんまり後味よくないんだけど、作曲家のほうもクレジットに自分の名とともにケージの名を入れちゃったのは確かにマズかった。そりゃ訴訟になれば負けるだろうし、非はあるとは思う。しっかし「無音の音楽」っすよ。剽窃とは違うんだから「迂闊に名前を入れちゃってごめんなさい」じゃ済まないもんなのか……。やっぱ、済まないんだろうな。なーんかヤなんすけどね。(2002/09/25)
September 25, 2002