●スパム(迷惑メール)撃退に向けて工夫を始めて以来、段々とこの問題について詳しくなってきた(やれやれ)。でもスパムの語源なんか書かないっすよ。モンティパイソンの話もしないし、SPAMの缶詰の話もしない。
●前に挙げた「スパムへの対策 ---A Plan for Spam」、これに基づいたソフトウェアが欲しいなあって書いたと思うんだけど、やっぱりみんな考えることは一緒。すぐにこの手法に基づくツールが作られたようである……が、ワタシの知る限り、それは英語圏のUNIX環境のものばかり。あ、英語圏つうか、非日本語ってことね。
●Windows用の海外産スパム撃退ツールはたくさんあることはあるんだけど、日本のものよりもちょっと良さげで数が多そうという程度で、本質的にはそんなに変わらないっぽい。どれもNGパターンをあらかじめ用意しておいて、引っかかった言葉を含むメールを削除するといったシンプルなスタイルで、統計的フィルタリングなんかしてくれない(と思う)。まあ、これはしょうがないってのは分かる。
●ちなみにワタシが導入したWindows用フリーソフトSpam Mail Killer、まだ使いはじめたばかりだが、それなりに手放せないものになってくれている。「それなりに手放せない」ってのがビミョーなところで、確かに毎日十通以上のスパムメールを自動削除してくれて大変ありがたいんだが、一方で少々工夫したところで毎日十通以上のスパムはこいつをくぐりぬけて来そうだってことも感じている(苦笑)。これは正規表現を使えるところが優れモノ、っていうか正規表現も使わずしてヘッダ情報からスパムを選別することなんて不可能って気もするが、しかし正規表現なんてあまりに一般性を欠くよなあ。
●……このスパムの話題、もう止めようか(笑)。99%の人には通じてない気がしてきた。それに、スパム撃退のために手をかけるのって、すごい暗い情熱を燃やしているようで、ちょっと自己嫌悪あるんだよな。たとえば、「スパムを撲滅するために知恵と勇気で戦う社会正義の人」と「スパム? そんなもん100通来ようが200通来ようがゴミ箱に捨てりゃいいんだよ」って言える人と、どちらになりたいかっていえば後者じゃないか。(01/30)
January 30, 2003