March 22, 2003

はるばるジュビロ磐田vsマリノス戦

●昨季それなりに好成績を収めていたのに、なぜ開幕戦からチャンピオンチームと戦わなければいけないのか。なんつう疑問を持ちつつもJリーグ開幕、まずはジュビロ磐田vsマリノス戦である。シーズンオフを挟んでいたせいもあって、ずいぶんと長い間スタジアムから足が遠のいていたのだが(最後に行ったのは昨年の代表アルゼンチン戦だったかも)、久々に生観戦。岡田新監督のリーグ戦初戦でもある。
●で、結果は4-2で予想外の勝利を得たのだが、実は中盤ではジュビロに圧倒されていたんである。獲るべきして獲った4点ではなく、内容的には岡田監督が言っていたように「対等に戦えたとは言えない」。いいサッカーをするほうが勝つわけではないというサッカーの不条理そのものというゲームだった気がする。なにしろ、マリノスはコンビネーションに難が多い。
●キーパーは榎本テツヤ(榎本タツヤではない、若手第3キーパー)。2失点目は、松田がキーパーが出てきていると思い込んでコースを埋めるだけの守備をしたが(たぶん)、榎本はゴールから動かず失点。今年から始めた4バックも問題あり。ドゥトラ、松田、中澤、波戸のラインだが、波戸の前には佐藤ユキヒコが右サイドに大きく張り出している。波戸が上がるとほとんど佐藤とポジションが重なってしまい機能しない。佐藤のデキは最高だったので問題にならなかったが、常に右に開くタイプなので今後を考えると頭が痛い。
●ツートップは久保とマルキーニョスで、これもまたストライカー同士でポジションが重なる。前線で味方同士でセンターの位置を奪い合ってどうする。岡田監督の目指すのはゴールへ手数をかけずに向かうダイレクト・フットボールのようなんだけど、前でボールを受け取れない2トップってのはヤバいよなあ。
●ともあれ、勝点3を手に入れたのは僥倖。ジュビロでは前田が末恐ろしいキレまくった動きを見せておりました。近いうちにフル代表に定着するはず。(03/22)

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