●最近、少し「ラジオ」が恋しい。ワタシはもともとレコードでも演奏会でもなく、NHK-FMからクラシック音楽に入っていったので、懐古的な気分で聴きたくなる部分もあるが、それだけじゃない。他のメディアに比べて、ラジオのどこが素晴らしいか。それは、次に何が聴けるかわからないところ、または意図して聴く可能性のない曲を聴かせてもらえるところ。ていうか、ラジオ体験レスで音楽ファンになる方法ってあるのかよっ!と叫びたくなるくらいホントはラジオ主義な自分、すっかり忘却していたのをたったいま再発見。
●が、いまウチには機器としての「ラジオ」が存在しない。チューナーはとっくに死んだ、ラジカセなんて持ってない。だいたいラジオがあっても、最近のNHK-FMは夜9時でクラシックの放送は終わってしまうらしいので、どうせ聴かない。で、(いまどき)ISDN回線でムリヤリにネット・ラジオをときどき聴いている。
●つなげるのは当サイトのトップページからもリンクしている(一部で)おなじみのKING FM。アメリカのクラシック専門局なのだが、とにかく選曲が冴えている。今日流れていたのはタルティーニのクラリネット協奏曲、ショパンのスケルツォ第2番、ストラヴィンスキーの「プルチネッラ」、テレマンの管弦楽組曲、メンデルスゾーンのピアノ協奏曲第1番。いつもよりちょっとメジャーな曲が多いな、今日は。てな感じ、かなーりよくない? (07/10)
July 10, 2003