●「子どもが子どもを殺す」といったような陰惨な事件があると、すぐに「今の子どもは昔より凶悪化している」みたいな論調が出てくるのだが、実際には日本では戦後一貫して未成年者の殺人は減っているという。この種の議論は具体的なデータを指し示したもの以外、相手にしちゃダメっすね。→参考:現代の若者はなぜ殺人をしなくなったのか。
●だれもが「昔は人は素朴で善良だった」という幻想を抱きたがる。近頃の子ども(でも若者でも老人でも)はこんな恐ろしいことをするということは好んで語られるが、昔の日本でどんな恐ろしいことが起きていたかはまず語られない。(07/15)
July 15, 2003