September 9, 2003

ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番

●たぶん10年ぶりくらいにブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番を聴いた。五嶋みどりの新譜が出てて、しかも伴奏がベルリン・フィルだからっていう理由があったんだけど、もうひとつ、どこかでイギリス人の好きなクラシック音楽ベストなんとかみたいな企画で1位に挙がっていたのを見かけたから。へー。日本じゃ絶対ベスト100にも入らないぞ、この曲。
●なんか、ブルッフとかってもうカッコ悪くないっすかー、もっさりしててー、なんつうのは久しく聴いてないせいで捏造された記憶、もう聴き出したら止まらない。毎日のように聴く。こういうボリューム感のあるロマンティックな曲のほうがホントは癒し系(死語としたい)だったんじゃないの。ちょっと腹の立つことがあったり、疲れたりしてると、無性にこの曲を聴きたくなるんすけど。ああ、10年聴かなかった甲斐があったー(←屈折した自己矛盾的名曲愛の典型)。
●カプリングがメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲で、こっちは日本人的には超超超有名曲っすよね。ワタシはあまり好きじゃない。メンデルスゾーンだったら、これよりもずっとカッコいい曲が少なくとも10曲はあると思っている。イチ推しは交響曲第5番「宗教改革」だな。えっ、それこそカッコ悪いって? うーん、冴えた曲だと思うがなあ。(09/09)

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