●WOWOWで名作アニメ「巨人の星」を花形視点で再構成したとかいう番組を放映していて、なかなかおもしろい。今やってるのは再放送なので、もともとタイガースの優勝とは関係なく企画されてたんだと思う。
●で、花形から見るとあの物語はどう見えるか。なんと、これがゲイ・カップルの愛憎物語みたいになるんである。だって、主人公の視点がずーっと星飛雄馬にのみ定められていて、ひたすら男同士で泣いたり笑ったり抱き合ったりしてるだけなんだからさ。星の人生には花形のほかにも父ちゃんとか姉さんとか伴宙太とか、いろんな存在がいるわけだが、花形満の人生には星っていうオトコ以外にはなにもない。星の姉さんだって、花形にとっては飛雄馬に近づくための道具にすぎなかったんじゃないかとかムチャクチャな邪推まで成り立つ。
●今にして思うと、スポ根アニメ全般にそういう要素は隠れて存在していたのかもしれんなあ。(10/07)
October 7, 2003
「巨人の星」猛虎編
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