November 13, 2003

ニッポンU20vsオーストラリアU20

●ワールドユースに出場するニッポンU20代表の壮行試合が国立競技場で開催された。相手はオーストラリアU20代表。テレビで見た限りじゃスタンドはガラガラで、さすがに20歳以下の代表には集客力がないのがわかる(チケットの価格がヘンだったのかもしれないがよく知らない)。で、このU20代表、なんと形容するか。すばり、「傲慢」。
●U23五輪代表が「谷間」なら、U20代表は「傲慢」。プレイぶりに自信が満ち溢れ、個々の技術はきわめて高く、気の強い選手が多い。で、どうなるかというと自陣深くのピンチで簡単にボールをクリアすればいいものを、色気を出して失敗し、ピンチを招く。時には審判すら圧倒してしまいそうな不遜さである。「はあ、それ違うだろ、アドバンテージ取れよ」(って言っているみたいな気がする)。U20っすよ。でもまあ、この傲慢さ、決して悪いものともいえない。ワタシは五輪世代よりずっと好きだ。ヘンなPKを取られて0-1で負けてしまったが、勝っていればカッコよかった。技術の高さの割に、決定力に欠けるのが気になる。
●監督は大熊さん。若者相手なのでノリは部活サッカー。主力選手は坂田、角田、永田(初フル代表に選ばれたけどまだまだ)、今野、小林大悟(めちゃくちゃ巧い)他、Jリーグで実績を積みつつある。ジュビロの成岡もいい。で、後半途中から広島の茂木が出てきた。巧い選手がそろう中で、茂木はイマイチ足元が不確かな肉体派だ。見ているとハラハラする。段々、大熊監督の気持ちがわかってきた。カメラに大熊監督が大写しになる。なにか叫んでいるが、さすがに国立競技場なので、いつかの試合のようには肉声が聞こえてこない。でも、きっとこう叫んでいた。「茂木ーーーー! そこががんばるところだーーーーー!」。茂木は去年からずっとがんばらされている気がする。(11/13)

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