●大分でのニッポン代表vsカメルーン代表をテレビで観た。0-0だったが、双方攻撃的でスペクタクルに満ちたおもしろい試合で、親善試合にこれ以上は望めないのでは。再認識したのは2つ。ジーコ・ジャパンは美しい。ジーコ・ジャパンはなかなか勝てない。
●メンバーは、GK:楢崎、DF:アレックス、宮本、坪井、山田、MF:稲本、小野、藤田(→遠藤ヤス)、ナカタ、FW:柳沢(→大久保)、高原。相手のカメルーンの個人能力が非常に高かったので、両サイドバックはほとんどディフェンスしかしてしないが、中盤から前のパスワークの巧みさは相変わらずで、技巧を尽くしてボールをキープする。トルシエ・ジャパンはゴール前の勝負以前の段階まではなるべく簡単にボールを運ぼうよという今風のオートマティズムを目指していたのだが、ジーコ・ジャパンでは単純なつなぎのパスまでいちいち高度で複雑で、そして危険である。楽しいが、ピンチを招きやすく、シュートまではめったに行かない。
●去年のワールドカップのベルギー戦とかロシア戦じゃ、勝つためだけの慎重で禁欲的なサッカーしてたのに、あっという間にこうだもんなあ。これでもうちょっとシュートが多ければ、ワールドカップ・レベルで少々勝てなかったとしても、ワタシは満足できそうな気がする。
●坪井と藤田が良かった。リスタートが全体にヘナチョコだった。カメルーン代表監督のシェーファーにちょっと萌えた。中津江村の応援が根本的になにか違ってる気がした。今日の大久保は良かったけど、最近の言動に少し城の匂いを感じてヤバげ。(11/20)
November 20, 2003
ニッポンvsカメルーン
トラックバック(0)
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/34