December 1, 2003

ニッポンvsイングランド@ワールドユース

●12月上旬はサッカーの季節。Jリーグが終わったと思ったら、UAEでのワールド・ユース。20歳以下の世界大会なんである。前々回、トルシエが小野、稲本、高原、小笠原、本山らの黄金世代を率いて準優勝したあの大会っすね。前回もニッポンは出場こそできたが本大会での印象は薄い。谷間の世代なんて言われていた。で、今回。谷間の世代の一つ下、大熊監督が率いる「部活サッカー」である。
●UAEでも相変わらず大熊監督は「サカターーー!、阿部の足元、足元ッ!」とか叫びまくっている。初戦の相手はイングランドで、なぜかイングランドの監督はスタンドに座って観察している。「スタンド観戦」対「ライン際で絶叫」の監督対決である。坂田はこの日、絶好調でスピードでイングランド守備陣を切り裂き、ヘディングで完璧な決勝点を決めた。ニッポン1-0イングランド。快勝なり。
●イングランドのほうは、すでに大人のクラブで活躍している何人かのスター選手は、ユースのチームに参加していない。現在シーズン中なので、大人のクラブの試合があって休んでられないからである。一方、ニッポンのほうはJリーグ優勝がかかっていてもマリノスから坂田や阿部が出場している。そんな事情もあるので、この世代ではニッポンはイングランドより強いと言い切るわけにはいかないんだが、それにしても相手の所属クラブはチェルシーだのアーセナルだのと来たもんだ。やっぱりこりゃ快挙でしょう。
●ニッポンの振り分けられたグループには、イングランドの他にコロンビア、エジプト@アフリカ王者といる。相当厳しいグループに入った。でもニッポンの選手は堂々としてて、危険なほど傲慢である。頼もしい。
●終盤、坂田に代えて茂木が入った。大熊監督は本当に茂木がお気に入りだ。いまひとつマイクが遠かったが、また叫んでいたと思う。「茂木ーーーー!、そこががんばるところだーー!」 (12/01)

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