●先日ご紹介した森巣博の「神はダイスを遊ばない」にも出てくるんだが、諸外国のカジノの控除率(胴元の取り分)は2%前後なんだそうである。カジノにある遊戯はもっとも数学的に有利な戦略で賭けても、統計的に胴元が2%は勝つようにできている(つまり賭ける側は最適戦略でも2%負ける)。大数を扱う統計をベースにしたビジネスなわけで、仕組みとしては保険会社と似ている。
●で、翻ってニッポンのtotoだ。totoの胴元控除率は約50%である。どこに50%のテラ銭を要求する悪徳賭場があるというのか。現代に座頭市がいたら、「日本体育・学校健康センター」の役人は全員ぶった切られてると思うな(←っていうか座頭市は過去にもいねーよっ!)。(01/08)
January 8, 2004