●先週抜いた下の親知らずパート2、昨日抜糸してあとは傷口がふさがるのを待つのみである。第1楽章はアレグロ・コン・ブリオで悶絶したが、第2楽章はアンダンテ・ウン・ポコ・イタミーノな感じで、比較的おとなしかった。しかしだな、曜日の関係で抜糸のときはいつもとお医者の先生が違ったんである。
●この日の担当医は、ずばり、軽薄な若者。不人気らしく、明らかに他の曜日より患者数も少なく(いつも混雑してるのに、ワタシしかいない)、なのに時間になってもなかなか出てこない。看護婦さんに二度目に呼ばれてやっと出てきたと思ったら、「こんにちは!」とやたら元気が良い。で、舞台慣れしていない芸人のような浮ついたトークがはじまり、「はいっ、残りの2本、上の親知らずもでっーかい虫歯ができてますから、抜いちゃいましょー、下の歯よりずっと簡単ですよ~、はいっ」と馴れ馴れしい。もうワタシのなかでのこやつに対する信頼度ゼロ。っていうか、小僧、この歯医者の椅子に座る患者の恐怖心がわからんだろう。雇われだと思ってモラル低下してるだろ。今後は絶対にこの曜日には来ないと決意。
小僧:「はい、じゃー、もうおしまーい。帰っていいですよー」
看護婦さん:「先生、今日はスケーリングも予定してますよ」
小僧:「あ、そうなの。じゃーお願いねー」
ワタシ:(ピキッ)
●「ちょっと待てい、無礼者の小僧! 貴様、なぜオレをこんなに待たせたのか。さてはオマエ、控え室でプレステやってだろう。さあ、見せてみろ! なぬ、マンガか。マンガを読んでおったな。ふざけた小僧め、オマエなどにはオレの歯は抜かせん! その代わり、オレがオマエの歯を抜いてやろう! さー、ここに座れーい。フハハハハ、どうだ、怖いだろう。さー、どのペンチを使ってやろうか、ハーハハハッハハ! フワッハッハッハッハッ、ヒッヒッヒッヒッ! ウヒャヒャヒャヒャヒャ……」
●と、コンマ2秒くらいの間に妄想したのだが、歯医者に嫌われたら怖いので大人しくじっと椅子に座ってました。
February 4, 2004
親知らず第2楽章終了
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