●やれやれ。正直なところ、UAEでの戦いは何があるかわからないと思っていたが、日本に帰ってきての最終予選。これはもうバーレーン相手には4-0くらいで勝つだろうなんていう傲慢な予想をしていたわけだが……。絶句。0-1で負けたよっ! シンジラレナーイ!(ジローラモさん風に)
●バーレーンにはこれで1分1敗なんだから、完敗。ていうか、バーレーンはUAEより強いんじゃないの。現在、ニッポン、UAE、バーレーンがすべて同勝点で並んだわけで、こう考えると非シード国のバーレーンの強さが際立っている。中東の勢力図もずいぶん塗り替えられつつあるということで、アジアの戦いに予定調和を期待してはいけない。
●それと、やはりニッポンは弱い。レバノン相手には個人能力で圧倒できたけど、バーレーン相手にそれはムリ。
●あとは山本監督にも心配なところがあって、前半ダラリとしたゲーム展開になったときに、ハーフタイムのロッカールームの魔術がない。後半、いきなり選手が熱く燃え上がったりしない。あらゆる面でトルシエの影響(あるいは模倣)の見られる山本監督にあって唯一マネできないのが赤鬼と化すことだろう。
●で、ここはひとつ、山本監督の通訳としてダバディを再び呼び寄せてみてはどうか。
(ハーフタイムのロッカールーム)
山本監督:「前半はよくやっていたが、相手の攻撃を恐れていてラインを引きすぎていたから後半は修正しよう」
ダバディ:「オマエタチワ、ホントウニ、オリンピックニイキタイノカー!」
山本監督:「ルーズボールは思い切ってとりに行け」
ダバディ:「モット、タタカエ、 キモチデ、負ケルナー!」
山本監督:「前田はもっと前からプレスをかけなさい」
ダバディ:「マエダー! オマエハ イツカラ スターニナッタノダ! ディフェンスハ コウヤッテヤルンダー」(どーんと前田の胸を突く)
●ということで、どうか(ダメだよ)。
March 15, 2004