April 6, 2004

ボローニャvsレッジーナ@セリエA

●ビデオ録画したフジテレビの中継を見る。ナカタvs中村俊輔対決を一応期待しつつ。ナカタって、超人。シンガポールなどという気温差も時差もあるところで試合をしてきたとは思えない。90分フル出場して、ボランチの位置で(イタリア語だとレジスタつうの?)主に守備面で貢献。それもかなり貢献。レッジーナのモザルトあたりが、ナカタの激しいタックルにひるんじゃうくらいなんである。このプレイっぷりは堂々たるボランチっすね。逆にボールを持ってもなかなか相手をかわせないので、もはやアタッカンテではないという気もする。ガゼッタ風に採点すれば悪くとも6.5か。お見事。
●俊輔はベンチからスタート。解説の清水秀彦さんはテレビの論理に負けずにはっきり言うところが偉い。テレビが「ここで中村俊輔が出たら攻撃で活躍してくれるぞ」って言わせたがっていても、本当のことを言う。「レッジーナがこれで2点リードしましたから、ますます中村選手が出場する可能性は薄くなりましたね」。結局、ボローニャが2点を追いついて、レッジーナは俊輔投入。ただし試合終了前9分で出場、しかも出てすぐに「引き分けてお互いに勝点1ずつ手にしよう」という暗黙の了解が成立してしまったので、見せ場なし(ああいう無言の交渉が成立するシーンって、ホント、感心する。Jリーグにはあそこまで洗練/退廃?していない)。
●今のレッジーナを見ていると、かつて俊輔が移籍してきてコッツァが追い出されそうになったことなど、とても信じられない。コッツァ(俊輔以前、セリエB時代のレッジーナの10番)は、技術も闘志もあり、攻守両面で欠かせないキャプテンとしてチームを率いていた。

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