●なんというか、お互いにB代表対戦だったんじゃないかという気がするアウェイのハンガリー戦。そう考えると、収穫は大きかったと思う。GK:楢崎正剛-DF:坪井慶介、田中誠、茶野隆行-MF:西紀寛(→加地亮)、遠藤保仁、福西崇史(→三浦淳宏)、アレックス、藤田俊哉(→本山雅志)-FW:久保竜彦、玉田圭司。フレッシュすぎる。両チームとも、名声では監督が選手を圧倒している(ハンガリーの監督はマテウスだよ!)。
●まず、国内組ばかりなのでディフェンスは久々に3バック。田中誠がこれで代表デビューとは驚き。とっくにデビューしていると思っていた。今後も呼ばれるのではないか。JEFの茶野もやや遅咲きのデビュー。しかし、できはもう一つか。玉田は代表デビュー・ゴール。スピードは通用していた。代表定着にはまだまだという気もするが、イケメン度では他をぶっちぎっているのでブレイクの予感。
●ピッチが凸凹でしかもぬかるんでいたということ、長距離の移動の後ということで、全般にコンディションはかなり低調、西はあんなものではないし、福西も珍しいほどミスが多かった。久保はいつもあんな感じ(つまり、どの試合でもスゴいプレイと凡プレイの振幅が大きい)。玉田が後半からスパイクを替えたと言っていたが、たぶん前半は固定式の選手が多かったんだろう。すべる、転ぶ。ハンガリーはパワーで戦う大男タイプなので、こういうピッチ状態だと非力なニッポンは辛い。それでも2点獲られてから同点に追いついたのは見事。最後に茶野がPKをとられて2-3で負けてしまったが、あれはホーム観客へのプレゼント。ジーコが本気で審判に怒りをぶつけていたが、ありがたいというか畏れ多いというか、主審も両側にジーコとマテウスがいたんじゃたまらんだろうという気もする。
●次はチェコ戦。こちらも欧州組が参加するが、向こうもベストメンバーで来ると思われる。日本でシーズン・オフのキリン・カップに戦うのならともかく、アウェイでシーズン中に戦うにはあまりにも強すぎる相手という気がする。大惨事も覚悟。
April 25, 2004
ハンガリー代表vsニッポン代表
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