●今年の2月、二期会がR・シュトラウスのオペラ「エジプトのヘレナ」を初演した。これまで録音はあったとはいえ、さすがにこのオペラに馴染み深い方は少なかっただろう。その公演のプログラムに掲載された、野口方子さんのエッセイ「トロイアのヘレナとエジプトのヘレナ」を本サイトに再掲載した。掲載を許可していただいた二期会に感謝。
●野口さんのR・シュトラウス関連原稿がCLASSICAに載るのはこれで4回目で、第1回は97年の日本のウェブ石器時代くらいまで遡る。次々に古いサイトが消え、新しいサイトが生まれる現在のウェブ爆発時代に至るまで、CLASSICAは2~3年に一本の周期でR・シュトラウスの記事を掲載しているわけで、ドッグイヤーの世界における雄大すぎる歴史的連載というか(笑)、彗星みたいに忘れた頃にやってくる天文学的ズレっぷりみたいなところがあって、これはワタシとしてはかなり気分よい感じである。確実に誰もマネできない。
May 15, 2004
「エジプトのヘレナ」
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