●東京・中野の名曲喫茶「クラシック」はまだ健在だったのかあ(参照:k-tanakaの映画的箱庭、中空庭園)。あの一角だけ、時間が止まっているのかもしれん。古い記憶だが、最初に入ったときには本当に驚いた。なにしろ、コーヒー、音、居心地、すべてが凶悪(笑)。え、どうして、ここ有名なの? ワタシがなにかまちがえてるのかな?みたいな、ものすごい困惑があったっけ。実際、ワタシがなにかをわかっていなかったんだろうけど。
●中野は昔は普通の街だったけど、今や完全にオタクの街で、東の秋葉原、西の中野ってことになっている(と思う)。10年くらい前に「まんだらけ」が北口ブロードウェイに入ってからの変貌ぶりはすさまじく、既存の商店、つまり洋服屋だの食堂だの医者だのが、次々とまんだらけ×号店と化していった。今やまんだらけを核として、他にも同人誌、アニメのセル画、コスプレ、アイドル生写真、なにかすらよくわからないコレクター・アイテムなどが堂々と売られるオタクの牙城である。フツーにメーテルとかラムちゃんのコスプレがショーウィンドウに並んでいて、近隣の非オタク系住人は怖くて近づけない(かもしれない)。もちろんあなたやワタシのようなクラヲタは大丈夫、オタク文化に耐性があるから、ANIME大好き白人が嬉々として買い物しているのを見ても平然としていられるはずだ。
●しかしオタクの街にも弱点がある。やたら夜が早い。これは秋葉原とも共通するのだが、夜8時、せいぜい9時になると、お客は退散、お店は閉店。これは不思議。近くのスーパーマーケットは夜11時とか12時まで開店している。中野は夜になると普通の街に戻る。
May 26, 2004
中野、クラシック、オタク
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