●スマソ、またサッカーの話題で。なにしろ欧州選手権はミニワールドカップみたいなものだから。ただ、地上波TBSの放映はあと残り6試合しかないはずなので、この後はポツポツとしか続かないっす。なので非サッカー系のみなさま、どうかご容赦を。
●で、イタリア対デンマークだ。これも本当に見ごたえがあった。スペクタクルに満ち溢れた0-0であり、そのスペクタクルというのはもっぱらデンマークの側にあったんである。前半に飛ばしすぎて後半は少しおとなしくなったが、デンマークがイタリアを圧倒していた。
●もともとデンマークは強い。かつてユーロで代替出場で優勝したこともある(この大会の模様はテレビ東京がそこそこ中継してくれた。ワタシはハイライト・ビデオを後日買ってしまうくらい、この大会を満喫した)。そこまで遡らなくたって、ワールドカップ2002のイングランド戦、あれは不運にもデンマークが負けたのであって、内容的にはイングランドに勝っていた。恵まれた体躯による個人のパワーがあって、さらにチーム・プレイができていて(ピッチをワイドに使って、どんどんボールをまわして、空いたスペースに選手が後ろから飛び出てくる、パスはなるべく強く)、何人か技術が優れた選手がいる。
●イタリアはヴィエリのトップに、トッティとデル・ピエロの二人の「9.5番」タイプを併用する布陣で、この3人のだれかがスーパープレイをしない限りゴールは遠いといった印象。でも事実そういうスーパープレイが出ちゃうからな、イタリアは。中盤で押し込まれていても関係なかったりする。それにしてもヴィエリは黄昏つつあって、心配である(あ、イタリア代表って結構好きだから)。後継者となる9番タイプはいるのか?
●ブフォン、ソーレンセンの両キーパーが超絶技巧を連発して0-0、イタリアは幸運だったと思う。この試合、ベンチも含めてACミラン率(元ミランも含む)が高かった。イタリアに多いのは当然だけど、デンマークにトマソン、ヘルヴェク、ラウルセン。トマソンはPKの笛をもらえずに不服そうだったが、お互い様でもあったから、文句は言えない。
イタリア対デンマーク@ユーロ2004
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