●し、しまった。時差調整に失敗して、すんごく眠い。今大会屈指の好カード、準決勝という重要な試合になんということか。いかん、いかにサッカー好きといえどもこの眠気には……。不覚なり。
●ポルトガルvsオランダ。開始早々からお互いに厳しくプレスをかけあっていた……と思うがもしかしたら夢かもしれない。オランダはファン・デル・メイデではなくベテランのオフェルマウスを右サイドに置いた。ただでさえ高齢化しているのに、オフェルマウスとは。しかしオフェルマウスは好調で、むしろ左の若手ロッベンがもう一つだった……と思うが夢かもしれない。ポルトガルもフィーゴがすばらしく、なんどか決定的なクロスを供給していた……夢でなければ。
●試合は偉大なる予定調和へと向けて進んでゆく。デコのコーナーからフリーのクリスティアーノ・ロナウドが頭で先制ゴール。その後、パウレタが決定機を外しまくったが、マニシェが左45度ペナ外から完璧なミドルを叩き込んで2-0。ポルトガルはアンドラーデが不運なオウン・ゴールを入れてしまい1点差に追いつかれる。オランダはマカーイ、ファン・デル・ファールト、ファン・ホーイドンクを投入して押し込もうとするが、ほとんどの攻撃がシュートにまで至らない(夢でなけりゃ)。
●スペクタクルよりも攻守のバランスを優先させて、開催国優勝へと向かうポルトガル。オランダはあと1点が遠い。終了間際、ゴール右の極めて浅い角度から、オランダのファン・バステンが神業的ボレーで後世に語り継がれる伝説のゴールを決めた!……というのはもちろん夢だ。
ポルトガル 2-1 オランダ