●「セルビア・モンテネグロ」っていわれても一瞬「ん?」とつまるわけだが、旧ユーゴスラヴィアである。ストイコヴィチがサッカー協会会長を務めている。
●で、今回のキリンカップ、スロヴァキア戦は退屈な試合だったが、こちらはずいぶんおもしろい! 何が違うかといえば相手が巧い。たとえベストメンバーに遠かろうが、コンディションだめだめだろうが、ユーゴといえば足技が巧いんである。それにあわせるかのように、ニッポンも細かくパスをつなぎつつ、個人技も見せてくれたりして楽しかった。
●ニッポンは玉田と鈴木タカのツートップがよかった。玉田はたしかに速い、しかも前へ前へという突破力もあって、好感度ナンバーワン。鈴木はバイオレンスな悪役フォワードだが、この日のように体を張って献身的なポストプレイをすると、やっぱりパワーがあるんだと納得。
●唯一のゴールを決めた遠藤ヤスもいい。シュートシーンの落ち着いた切り返しとか、いかにも得意そう。遠藤にはこういう一対一をまず失敗しないという印象がある。アレックスもよかったし、俊輔もまあ楽しかった。しかしシュート打つ気はないのか、俊輔は。ゴールを決めて、脱いだユニを振り回しながら雄たけびを上げる俊輔を見てみたいぞ(そりゃムリか)。1-0で快勝。
July 14, 2004
ニッポンvsセルビア・モンテネグロ
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