●バイロイト音楽祭が開幕している。オペラキャストさんのところの記事でネットで聴けることを知って、オープニングのブーレース指揮の「パルジファル」を終盤少しつまみ聞き、本日はティーレマン指揮の「タンホイザー」を冒頭から2幕まで、流しっぱなしにして聞いたり聞かなかったり。さすがにじっくり全曲を聴く時間と根性はない。とはいえこれはなかなか感動的な体験である。生中継で聴けるんすよ、バイロイト音楽祭が。
●バイロイト音楽祭は、ご存知のようにドイツのバイロイトでワーグナーのオペラだけを上演する音楽祭である。音楽祭だから夏のシーズン・オフにやるわけだが、ワタシの頭の中ではバイロイト音楽祭とは冬のイベントだった。今はどうか知らないが、年末あたりになると毎年NHK-FMで放送してくれて、ワタシはガキの頃、これを必死にエアチェックしてワーグナーを知った。ワーグナーは長くて高価なのでレコードを買うなど論外、全曲ゲットするならバイロイト命、いかに効率的にカセットテープに長大な楽劇を収録するかというのが重大なテーマだった。
●それが今、ネットで生で聴けるんだもんなあ。もっとも夜中から始まって、終わるのが明け方では到底つきあってられんというか、長い休憩の間に寝てしまいそうだ(ちなみに再放送もあるが、どっちにしても日本は夜中だ)。聴きたいって方はこちらのスケジュール表とリンクをどうぞ。あ、一応、言っておくけどPCのスピーカーで聴いてます、念のため。音質が貧しい上に今日の「タンホイザー」はRadio Clasica de Espanaのモノラル放送を聴いたので、ティーレマンがフルトヴェングラーに聞こえたっす(ウソ……だよな)。
July 27, 2004
バイロイト音楽祭 on AIR
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