●昨日のニッポンvsヨルダンっすけどね、いやー、やっぱりダメだ、アジアは……と嘆息。まずマレーシア人のレフリー。これは中国、じゃないやヨルダン贔屓とかいうレベルじゃない。ワールドカップならレッドカードが出かねないような、ヨルダンの悪質後方タックルを無視し、ニッポンは肩が触れただけでもファウル、いや、場合によっちゃ触ってなくてもファウル。公式記録のファウル数を見れば、ニッポンのファウル数がヨルダンの何倍にもなっているのがわかると思うが、あの試合を見て激しいタックルをしていたのがニッポンだと思うサッカー人は一人もいないだろう。ワタシはこの試合を、ワールドカップ2002の韓国vsイタリア戦と同じように見た。公式戦でこんなことをやっているようでは、アジア・カップの価値など高まりようがない。
●さらに重慶の観客。あの人たちは個人の意思であそこに来ているのか、仕事としてきているのか知らないが、サッカーと無関係であることだけは確かだろう。スタンドで「歴史を直視し、アジア人民におわびし、釣魚島(尖閣諸島のこと)を返せ」などという横断幕を掲げる(朝日新聞記事)。こんなことをやりはじめたら、キリがない。スポーツの国際大会など成立しなくなる。だいたい、これは中国戦ではないのだ。第三国同士の対戦に、毎試合大勢の観客がスタジアムを埋めているという異常事態、しかもその観客はサッカーの試合に興味がないという不気味な光景。China2004はサッカーとスポーツをひたすら蹂躙し続ける。
●ニッポンとヨルダンの120分の1-1になんの意味があるのか。こんな試合を見ているとサッカーが嫌いになりそうだ。しかし、PK戦には救いがあった。(つづく)
August 2, 2004
ニッポンvsヨルダン@アジア・カップ2004
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