September 28, 2004

大熊監督吼える、マレーシアvsニッポン@U19アジア・ユース選手権

●さすがに19歳以下の代表まで試合を見なくてもいい気がするのだが、テレ朝が中継してくれて、対マレーシア戦(ワールドユースのアジア予選)をポツポツと見た。大人のプレイするJ2やJFLよりも、子供のプレイする代表の試合のほうが関心を持たれてしまうのはサッカー的にどうかという意見もあるだろうが(高校野球なんかと同じセンスだし)、一人の選手の変遷を追うおもしろさというのもあるので、ユース年代まではワタシは楽しめる。これより下になると、少年サッカーっぽくなってきてもう見れない。
●で、U19なので現役高校生、大学生、プロまで一緒になってチームを作っている。率いるのは大熊監督。いまや東京ガス監督時代の印象が薄まって、ユース部活サッカーの「顧問の先生」みたいである。地元開催のマレーシアの観衆に対抗して、一人でシャウトしまくっていたが、今ひとつマイクが遠ざけられて「サンキュー!坂田」のような名言が残されなかったのが惜しい。もちろん「茂木!」の名も呼ばれていない。茂木は卒業して広島でプレイしている(笑)。
●平山は確実に高さでマレーシアを圧倒していたが、フィジカル以外の面では魅力をあまり感じない。将来フル代表に呼ばれる可能性は低いのでは。フォワードで起用されたカレン・ロバートも微妙な存在。一番楽しみなのは途中出場したヴェルディの森本@16歳。飛び級なので体力負けするのはしょうがないとして、本人が非常にロナウドを意識している風なのが頼もしい。あの連続またぎフェイント、あれはロナウドを意識してやったら、カズそっくりになってしまった、しかも全然相手との距離が遠すぎて意味レスだったという素敵すぎるプレイで、大物振りを存分に発揮。シュートのフォームもちょっぴりロナウド似で、速くてぶれない。コイツは将来ワールドクラスのストライカーになるかもしれないと本気で思ってしまった。

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