●ワールドカップ予選とはいえ、完全な消化試合になったニッポンvsシンガポール。メンバーはこれまでの控え組中心、国内組オンリー。それなのにさいたまスタジアムは満員なのかよっ! 驚いたなあ。興行としての「代表」ってスゴい。
●4バックのテストでもあった。4-4-2で中盤はボックス型。GK:土肥-DF:加地、宮本、松田、三浦アツ-MF:遠藤ヤス、中田コ、小笠原(→アレックス)、藤田(→大久保)-FW:本山、玉田(→鈴木タカ)。序盤はとてもよい入り方で、玉田が13分にゴールを奪ったが、その後、本山がイージーなシュートを外したあたりからおかしくなる。漫然とした横パス、ボールが収まらない前線。なんと、1-0で終わってしまった。
●オンサイドなのにオフサイドで取り消された大久保のゴールなど、不運もあったが、やはりチームとして機能していなかった。小笠原、藤田は物足りない。中盤でサイドに張り出す選手がいないのも、普段の3-5-2に比べて単調になる原因かもしれない。ただし、4バックの両サイドに問題があるとは思わなかった。今、ヨーロッパでは主流になっている中盤をフラットに並べた4-4-2や4-2-3-1などであれば、サイドアタッカーを使いやすいのだが、ニッポンはセンターのタレントが豊富なので悩みどころだ……って、これ、シンガポール相手に悩むことなのかよっ!
●シンガポールは一時代前とは(特にフィジカルが)雲泥の差。以前なら、前半を1-0で耐えても、後半は疲れ切って、一気に組織的守備が崩壊していくのだが、今回は最後まで走り続けた。まだまだアジアのレベルさえ遠いが、伸びてきていることは確か。
November 18, 2004
ニッポンvsシンガポール@W杯一次予選
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