December 17, 2004

ニッポンvsドイツ、マリノスvs草津

ニッポン 0-3 ドイツ。あらゆる面で完敗。ホームゲームとはいえ、こちらはシーズン終了した国内組と海外組二人(うち一人は試合に出てない)。しかも国内組にも主力を何人か欠いて、これくらいのメンバーでシーズン中のドイツと戦うと手も足も出ない。相変わらずフィジカルの強い相手と戦うと、なかなかシュートにすら持ち込めないわけだが、まあ、それはしょうがない。
●むしろメンバーからいってもW杯予選への強化にもなりようもなく、かつバックアップメンバー選抜の試合としては相手がワールドクラスで強すぎ。集金試合ならそれはそれで構わないのだが、だったらアルゼンチン戦のように華やかな相手を呼んでほしいもんである。いかに優れた選手とはいえ、バラックやクローゼなんか見たいかなあ? あ、でもこれはドイツ・サッカーへの偏見か。
●しかし悲惨なのはマリノスっすよ。天皇杯、退場者が二人も出たザスパ草津に延長Vゴールで負けますか。チャンピオン・チームが、3部リーグ3位の相手(退場者2名)に負けると。はぁ? なにそれ。
●日本サッカー史に残る番狂わせだな……というのはウソ。確かに二人多くて負けたのは酷いが、あそこに出てきたマリノスは控えメンバー、若手や新人だらけ。大橋、山崎、山瀬(弟)、尾本、北野、榎本テツのような実績のないマリノスの選手と、実戦経験を十分積んでモチベーションも高い草津の選手では、後者のほうが強いんである。たとえ奥とドゥトラがいても、どうにかなるものではない。ベンチやサテライトといった温室で育成されている選手たちよりも、3部でも目標を持って毎試合公式戦に出ている選手のほうがずっとたくましい。

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