●大久保嘉人はケガのために出場しないだろうと思っていたら、ベンチに入っているではないですか! レアル・マドリッドを見るために録画していたのだが、これは期待……といっても、ビデオ見る前からわかってたんすよ、大久保がゴールしてないことは。だって、銀河系軍団相手に大久保がゴールしてたら、今日帰宅するまでそれを知らずにいられるはずがない。町は大騒ぎ、行き交う人はみなビバ嘉人コール、号外が宙を舞い、街中にマジョルカ・ユニが溢れるはずだから。でもフツーにレアル見たいから見る。
●レアルで注目はデンマーク代表の海坊主グラヴェセン。ついにマケレレ以来待望の「守備だけをこなす本格派ボランチ」がやってきた。動きは鈍重に見えるが、強くて威圧感がある。白いユニが似合わない。この日は中盤をダイヤモンド型にして、グラヴェセンのワンボランチ、左にジダン、右にベッカム、トップ下にフィーゴという初めての布陣。すばらしい。
●やっぱりベッカムは右アウトサイドにいてこそ真価を発揮する。次々とシャープなクロスボールと、ありえないような正確なサイドチェンジ・パスを連発。さすがドリブルしないウィンガー。ただ問題はいくらクロスを送っても、真ん中で競るのがロナウドとラウールではなあ。本来の9番タイプ、モリエンテスはもう移籍してしまった。トップ下のフィーゴはキレまくっていて無問題。昨季の一時の不振がウソのようである。
●マジョルカは後半途中から大久保を投入。1-1で善戦していたのだが、不運なことに大久保投入直後にやはり新戦力のユリアーノ(ユヴェントスから来た。何歳だよ?)が退場してしまった。おかげで大久保がボールを触る機会は少なく、見せ場の作りようがなかった。しかもソラーリの個人技による完璧なゴールを決められて、試合も敗れてしまう。でもあのレアル・マドリッドと同じピッチに大久保が立っているところを見られただけでも満足。なんだか不思議な光景だった。
●ちなみに今のレアル・マドリッド、また楽しさと美しさがもどってきてるっす。要注意。
January 25, 2005
レアル・マドリッドvsマジョルカ
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