●山尾敦史さん執筆の連載「ワンダージュークな日々~ネット音楽配信奮戦記」第2回を掲載。ぜひお読みください。
●フジテレビが一日遅れで放映してくれたチャンピオンズリーグのチェルシーvsバルセロナの第2戦、ワタシは結果を知らずに見れたのだが、これは近年まれに見る好試合。ほんっとうにおもしろかった。1点ビハインドのチェルシーが開始早々から猛然と飛ばして、あっという間に3ゴール決めた。あのバルセロナがこれほど押されてしまうとは。これで試合は決まったと思ったら、バルセロナがまずPKで1点、そしてロナウジーニョの伝説的ゴールで実質逆転した(アウェイゴール優先ルールなので)。
●このロナウジーニョのゴール、一瞬なにが起きたかわからなかった。ディフェンダーを前に腰をククッと左右に振るだけのフェイントで、その後左足を小さく振って、ゴール左隅にふわっと軽くボールを差し込んだ。あまりにも意外なタイミングで相手キーパーのチェフは動けなかったし(たぶんブラインドだった)、ボールが微かにシュート回転していたようで、その軌道がまるでサッカーゲームのボールみたいに見えた。つまり、ロナウジーニョは左足を降った後、十字キーのコントローラーを右下に入れてボールに少し回転を加えながらゴールの端を狙ったような気がしたんである。これはゲームとかマンガの世界にしか存在しなかったゴールだ。ワタシの「伝説のゴール」記録にしっかりと書き込んでおかねば。
●とはいえ、この試合、結局チェルシーが勝ってしまいワタシはとても落胆した。チャンピオンズリーグでは、なかなか楽しいサッカーは勝てない。ほとんど2バックで攻めるポゼッション重視のバルセロナに対して、チェルシーは圧倒的に勝るフィジカルで容赦なく激しいチャージを浴びせ、完璧なカウンターアタックで勝利を収めた。高度に戦術的なクラブレベルのサッカーで「楽しいサッカー」が生き残るのは大変そうだ(←負け惜しみ入ってる)。
March 11, 2005
あなたにもチェルシー、あげたくない
トラックバック(1)
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/357
CLASSICAにて山尾敦史さんのWonderJukeに関する連載が開始されたの 続きを読む