June 1, 2005

マジョルカ奇跡の残留

マジョルカ●先週末のスペインリーグ最終節、大久保嘉人のマジョルカがベティスと1-1で引き分け、1部リーグ残留に成功した。いやー、驚いた。1、2ヶ月前の時点では、降格ゾーンをはさんで上に大差をつけられていて、どう考えてもマジョルカの2部降格は決定的だったんである(少なくともワタシゃそう思った)。しかも大久保の出場機会も激減、鮮烈のデビューははるか彼方の遠い昔。クーペル監督のしかめっ面をわざわざビデオ予約して見るまでもないということで、マジョルカのことなんて忘れていたんである。
●が、終盤になって、ひたひたと勝点を積み重ねて降格ゾーンをギリギリ脱出、ようやく大久保も出場機会を得て、ゴールまで決めて活躍していると知り、最終節は久々にちゃんと観た。大久保は先発、そして不動のエース・ストライカーと思っていたルイス・ガルシアがベンチにいるじゃないっすか。現地からの国際映像もやたら大久保をアップでとらえて主力選手扱い。これでこの日ゴールを決めてくれたら最高だったが……。しかし、アクロバティックなシュートがあったり、大久保らしいプレーは随所に見られた。唯一、難点なのか美点なのかわからないけど気がかりなのは、「相手をなめた挑発的なプレー」が多いってことか。この日もベティスの選手を怒らせていたが、あれで深いタックルで報復されてケガするのもヤだよなあ。
●試合終了後はお祭騒ぎ。「残留決定」と「優勝」ってのは同じくらい盛り上がる。クーペル監督の「名将」としての評判もこれで救われたかと。12位くらいでフツーに残留してたら誰も気にしなかったから、ある意味、監督の個人的成功にもなった。

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