●午前3時45分キックオフの試合って、みなさんどうやって見てらっしゃったんでしょうか。ワタシゃ以前なら当然生放送観てたと思うけど、最近朝型シフト狙ってるので、完全情報シャットアウトしてビデオ観戦。しかし来年のドイツ大会じゃ毎日この時間にキックオフなわけで、コンフェデレーション・カップとは運営委員会だけではなく世界のフットボールファンにとっても、まさしくワールドカップの予行演習なのであった。
●で、ブラジル戦、やっぱり加地の覚醒は本物だと思った。あの開始早々の幻の先制ゴールを見よ。これまで入りそうになかった(にもかかわらず連発された)加地のシュートが、あろうことか世界王者のゴールをぶち抜いた。かー、わかってねーな、ラインズマン。この大会の真の主役は加地、そして恐ろしく早くその才能を見抜いたジーコっすよ。みんな、思ってたじゃないか、「は、加地?」って。ヴェンゲルの口にもfifa.comでもKajiの名が繰り返される今。
●とはいえこの試合、やっぱり中村俊輔がスゴかった。彼のスーパーミドルと大黒のゴールを生んだフリーキックがあって、王者に2-2。この試合、とにかく楽しかった。ニッポンの実力はブラジルの足元にも及ばないけど、レベルの高い相手に触発されて、こちらも華麗な中盤のパス回しを見せてくれて、近頃の欧州じゃあり得ないような「楽しいことはいいことだ! 巧いほうが勝つ!」っていうサッカーを展開できた。空気読めてる、ニッポン。勝つとか負けるとかを超越して、すばらしいサッカーってこれかも、これ以上なにを求めるのか、みたいな。「世界のトップクラスに追いつくにはまだまだ」みたいなセリフが今日ほど場違いでつまらなく響く日はない。アシュケー、これもジーコのおかげ。
加地。ニッポンvsブラジル@コンフェデレーション・カップ2005
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