July 1, 2005

「バットマン・ビギンズ」のオペラ場面

この音源がオリジナル・サントラで使用されているようだ。●いけね、先日の「バットマン・ビギンズ」の感想、肝心なことを書き忘れていた。
●この作品では「バットマンがいかにしてバットマンとなったか」が描かれている。バットマンがまだ少年だった頃、彼は富豪の両親とともにオペラハウスに出かけた。で、少年は舞台を見て、恐怖を感じて、いてもたってもいられなくなり、父親に「お願い、ここを出ようよ」と懇願する。父はこれを聞き入れて外に出る。ここで悪漢に出会い、両親は殺されてしまう。以来、少年は親の死に責任を感じて苦悩することになる。
●で、このオペラ場面、映画ではチラリと映るだけだが、なかなか蠱惑的な舞台が広げられていた。作品はボーイトの「メフィストーフェレ」。ワタシはこの曲、CDで聴いたことはあっても舞台も映像も観たことはなく、映画で引用されていた場面がどこかわからない。ただ「メフィストーフェレ」、すなわちファウスト伝説を描いているのだから、きっと悪魔メフィストフェレスとファウスト博士で魂を売る契約が交され、悪魔が博士を連れ去るというシーンなんじゃないだろうか。マントを広げて何か飛んでいるように見えた気がするので、おそらくそれがメフィストフェレスであり、こうもり、さらにはダーク・ヒーローであるバットマンを暗喩しているのだろう……と勝手に思い込んでいる。もっともメフィストフェレスの姿はこうもりではなくグリフォンらしいが。

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