●どう転んだってPCと音楽の親和性は高い。昨日よりYahoo!ミュージック サウンドステーションがはじまった。「CDともラジオとも違う、新鮮な音楽体験」と謳われているのだが、とりあえずクラシックのコーナーを試してみたところではネットラジオに近い。でもラジオじゃないんだなあ、番組じゃないから。「番組」ではなくて、ランダムにNaxosの音源が選ばれているような感じ。で、これがまた困ったことに曲が1トラック単位のようなんである。ティントナーのベートーヴェン「英雄」第1楽章が流れてたんだけど、その次は全然無関係の別のCDに飛んでしまって、第2楽章以降を聴きたくても聴けない。曲の途中で放り出されて実に落ち着かない。
●クラシックの場合、Yahoo!ミュージックに限らず問題になるんだけど、「1トラック=1曲」と扱われるとお手上げっすね。もちろん、人間の目で曲の切れ目を識別すれば、クラシックだって1曲単位で扱うことはできるが、コストを考えれば現状では困難か。なるべく人の手をかけずに効率的にサイトを作って無料提供&広告収入を目指すのか、人が番組を作って有料で提供するのか(WonderJukeみたいに)、なかなか微妙な問題。
●しかしこんな時代が来るとなると、音楽CDのフォーマットで悔やまれる点が一つ。「曲の切れ目」というなんらかの信号を含んでくれていたらよかったのに! トラックの切れ目とは別に。それだったら機械的に曲の切れ目を判別できた。
August 23, 2005
Yahoo!がサウンドステーションを開始
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