September 6, 2005

混迷、ウズベキスタンvsバーレーン@W杯予選プレーオフ

ウズベキスタン●ニッポンのW杯ドイツ大会予選はすでに終わっているが、アジアの戦いは続いている。アジア第5位を決めるプレーオフ、ウズベキスタンvsバーレーン、一昨日の放送を見たが、どちらも本大会初出場の可能性が見えているので、見ごたえ大あり。
●パッと見たところ、バーレーンのほうが上手い。ニッポンも苦戦させられたけど、個人の技術やスピードでウズベキスタンを圧倒できそうな感じ。しかしゲームを支配したのはウズベキスタン。カシモフとか、あのフランス大会予選の生き残りメンバーが何人かいる。サポーターに後押しされて、気持ちの強さと規律の高さでバーレーン相手にガマン強く戦って 1-0。サポーターの喜び方も大変なものだった。そりゃそうだろうなあ、勝ち抜けばまさかまさかのワールドカップ初出場なんだから。
●が、なんと、この試合を、FIFAが誤審のため無効とした。ええっ! ウズベキスタンに与えられたPKの際、味方選手がキックよりも先にペナルティエリアに入ってしまい、主審は笛を吹いた。普通ならPKやり直しである。しかし、主審はバーレーンに間接FKを与え、PKの機会自体を取り消した。そう、追加点のチャンスをつぶされてウズベキスタンには気の毒だなと思ったんだよ……って、あれれ?? 別にいーじゃん、ウズベキスタンは勝ったんだから。なんで再試合になるわけよ?
●つまり、試合はウズベキスタンが1-0で勝ったけど、誤審がなければウズベキスタンは2-0で勝てたかもしれない。だから再試合にするとな。おいおい、負けたバーレーンが圧倒的に得ではないか。あ、怪しいぞ、怪しすぎる。そしてなんとも間の悪いことに、この誤審をしてしまったのがJリーグでもおなじみ、日本の吉田主審である。勝ったほうに不利な笛を吹いたのを理由に、試合結果が取り消されるなんて、吉田氏もおそらく困惑しているにちがいない。不可解なり、アジア。

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「そんなの聞いたことない」みたいな話が現実になりました。 ウズベキスタンとバーレーンのW杯アジアプレーオフは再試合 http://www.the-afc.com/japanese/media/default.asp?mnsection=media&section=newsDetails&newsID=3908 この試合、NHK-BSで見ていました... 続きを読む

■FIFAが9月3日にタシケントで行われたアジア予選第5位決定戦の再試合を決定し 続きを読む

VIVAドイッチュラント - なんじゃこりゃ (2005年9月 7日 23:01)

●注目のサッカーW杯予選アジア第5位決定プレーオフ第1レグ。ウズベキスタンがバーレーンを下すも、誤審があったため再試合をせよとのFIFAの裁定。 ●いや、分かるよ、誤審によってバーレーンが不利益をこうむったのなら。しかし、この誤ったジャッジで恩恵を受け... 続きを読む

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