●なーんと、書店に行ったらダグラス・アダムスの「銀河ヒッチハイク・ガイド」が並んでいるではないですか! ワタシが持っている「銀河ヒッチハイク・ガイド」は20年くらい前の新潮文庫版だが、新訳で河出文庫から復刊されている。しかも映画化されて現在公開中。げげ。たぶん、ご存じない方のほうが多いと思うが、「モンティ・パイソン」とか好きな人なら必読。どんな話か。曖昧な記憶とよそのサイトの映画版紹介文をもとにいうと、こんな話。
●地球で二番目に知性が高いのがイルカ、三番目が人類。で、イルカは銀河系のバイパス工事で地球が破壊されちゃうってのをいち早く知って、人類にこれをイルカ言語で知らせてあげる。イルカ言語はボディランゲージだから、イルカは飛び上がって輪をくぐり一回転することで伝達しようとするんだけど、人類はなにを勘違いしたか手を叩いてイルカに魚を投げ与えるばかり。イルカは人類を救うのをあきらめて、「♪人類のみなさん、さようならー。おいしいお魚をありがとうー」って歌って去っていく。で、あっさり人類は消滅しちゃうんだが、ただ一人、たまたま友人に「銀河ヒッチハイクガイド」編集者がいた平凡なイギリス人アーサーだけが生き残る……。
●ってところから始まる大変イギリス的な話なんすけどね(笑)。今、ウチの本棚を探してみたが、新潮文庫版が出てこない。あ、ちなみに文庫では続編「宇宙の果てのレストラン」も出ている。問題は映画のほうで、これをぜひ見たいのだが、東京では六本木でしか公開されていない。しかも客の入りが悪けりゃすぐ降ろそうかっていう腰のひけた上映予定のように見える。うーん、六本木ってワタシの生活圏から一万光年彼方ってくらい縁がないからなあ(サントリーホールは六本木に含めないとする)。なんか六本木に建物できたでしょ、そこにある映画館。えーと、なんていったっけ、あの新しい六本木名所の名前。アークヒルズじゃなくて、WAVEじゃなくて、うーむ、マジ思い出せん。映画はWOWOW放映まで待って、原作だけ新訳で再読しておくか。
September 13, 2005
「銀河ヒッチハイク・ガイド」(ダグラス・アダムス/河出文庫)
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