●今のところ「音楽CDはCDプレーヤーに入れるもの」と思っているワタシは当初ピンと来てなかったんだけど、「音楽CDはPCに入れるもの」っていう現実もフツーにあるわけだ、と改めて思った、米ソニーBMGのルートキットをめぐる騒動を聞いて。→ ソニーCDが明らかにしたセキュリティー業界の本質的問題(HotWired)。サードパーティがユーザーにわからないようにOSにアンインストール不可能ななにかをインストールするってのは、それだけで抵抗感が強い。コピー防止問題以前にコンピュータの作法の問題というか。記事の妥当性は判断つかないけど、「XCP rootkit組み込みマシン、日本は最多の21万台?」(ITmediaニュース)っていうのもある。ただ、一部ユーザー側に極端な拒否反応があって、それもまた共感できないんだな。デジタル著作権管理の話題って、いっつも憂鬱な方向にしか進まない印象があるんだけど、なんでだろ。
●しかしこれ、ある程度PCへの理解がないと何が問題かってのもわかりにくいから、一般の媒体じゃあまり話題にならないかも。日本のソニーミュージックのオフィシャルなお知らせはこちら。今確認したところでは、回収&交換の対象となる一覧にはソニークラシカルのCDは含まれていない。
November 22, 2005
ルートキット、身近じゃない騒動
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