●NHK-BSつけてたら、「ハイジ」が始まったんである。あの「アルプスの少女ハイジ」だ。アルプスの峰々を背に巨大なブランコを豪快に漕ぎ、草むらをゴロゴロと転がりながらけたたましく笑う少女。白ヤギさんとも戯れている。本物のハイジだから、「自動車保険がどうのこうの」とか「ハロー スイス」とか言ったりしない。
●仕事しながらだったから、ときどきチラチラと画面を一瞥する程度だったのだが、いつ見てもハイジはキャハキャハと笑いながら草むらをゴロゴロしてたような気がする。背景は緑の大地と白い山、青い空と決まっている。キャハキャハ、ゴロゴロ、キャハキャハ、ゴロゴロ、キャハキャハ、ゴロゴロ。……これってどんなストーリーなんだっけ? イタリアにお母さんを探しに行くとか。いや、それは「母を訪ねて三千里」だ。
●ハイジのテンションは上がりっぱなしである。その興奮は言語や種族を超越して、汎哺乳類的に作用する。溢れる歓喜を抑えきれず、ハイジが笑いながらピョンピョンと跳ねると、多数の白ヤギさんたちもハイジを囲み輪になってともにピョンピョンと跳躍するのだ。大自然を背景にした、神性を感じさせる光景である。しばらくすると、エンディング・テーマが始まった。なにか宗教的な儀式に触れたような気分になり、ワタシは念仏代わりに一言呟いてみた。ハロースイス~♪
March 22, 2006
ハイジと踊ろう
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Classicaのiioさんのところでハイジが話題になっていたので、こちらもハイジ関連。 「アルプスの少女ハイジ」というのは、両親を亡くした少女ハイジが5歳のときにアルプスに住むおじさんに引き取られ、8歳の時にはフランクフルトの富豪の家に住み込む話。そこには足... 続きを読む