April 10, 2006

ジョン・ハートソン、はるかに元気ハツラツ

●ため息。開幕直後、今季のマリノスは左サイドのブラジル化によって著しく戦力パワーアップ、選手のモチヴェーションも高く、質の高いサッカーで優勝争いをすると確信した。が、これはどうしたことか。もう3節連続して勝利を逃している。なにを見誤ったのか。とりあえず逃避しよう。
セルティック、カッコいいぜ●ってことで、中村俊輔所属するセルティックvsハーツの一戦をビデオ観戦。遅まきながら、優勝を決めたあの試合。スコットランド・リーグの試合なんて、俊輔がいなけりゃ見る機会なんてないと思うのだが、地上波が放映してくれた。で、見てよかった。
●なんか報道を見てると「どうして俊輔が10番じゃないの?」とか思ってしまうじゃないっすか。あんなに活躍してるのに。でもたった一試合を見ただけだがこのチームの中心は10番の元ウェールズ代表ジョン・ハートソンであると感じた。彼の魂のフットボールがチーム全体を鼓舞している。外見はサッカー選手っていうよりラグビーのほうだろっていうくらいゴツい。こういうゴツくて強面、ガンガン突進してくるタイプの10番なんて、Jリーグじゃ考えられない。
●ハートソンはプレイもパワフルだが逸話も負けずにスゴい。ホテルで酔っ払って暴れて、一晩拘置所で過ごす。チームメイトの顔を殴って罰金。一時期ギャンブル中毒。同じ元ウェールズ代表のヴィニー・ジョーンズ(引退して現在は俳優業)とパブで上半身裸になって頭上から氷の入ったバケツをぶちまけてバーの店員を口説く。しかし断られて乱闘。さらにヴィニー・ジョーンズとどっちが強いかを決めるために街頭で喧嘩。元気ハツラツすぎる。でもプレミア・リーグでの実績も十分、スコットランドに来てからは得点王も取っている。
●こんな男から、軽々しく中村俊輔が10番を奪うわけにはいかんだろう。キャラがあまりに違いすぎて、チームメイトであるというだけでもかなりおかしいのだが。

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先週の水曜日はグラスゴーへセルティックvsハーツの試合を観に行ってきました。 ス 続きを読む

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