●なんということか。うどんを食していると、歯にポキャリと穴が開いていることに気づいてしまった。即座にワタシは短く冷静に嘆く。オ、マイ、ガッ。これはもしや歯の詰め物がわが口内から脱出の緊急事態発生なのか? いかん、これはいかん、とにかく困ったらなんでもネットに頼ってしまう自分、評判のよさげな地元の歯科医を検索、医者のウェブページに「治療の恐怖感を和らげます」と書いてあるのを発見、意を決して予約をとり、そして突入。
●で、待合室でワタシを迎えたのは、上のように都合によりモザイクをかけてある、ネコとネズミが追いかけっこをする子供向けアニメであった。仮にその題を「トメとジュリー」としておこう。なるほど、「治療の恐怖感を和らげます」とはこれか。そして名前を呼ばれ診察室へ入って再び驚く、各々のイスに小型液晶画面が設置されており、そこでも「トメとジュリー」(仮)が映し出されているのだ。
●キュイーン、ギュルギュルギュルギュル……と唸るドリル音が聞こえてくる。痛くありませんように。そう不安になりつつも、ついネコとネズミの陽気な追いかけっこに見入ってしまう自分が切ない。トメは本当はジュリーのことが大好きなんじゃないかなあ……。
●ところで、「トメとジュリー」(仮)を実写ドラマ化したら、↓こんな感じになるんだろうか。陽気な二人っていうより、惨劇の予兆。
May 26, 2006
歯科医でネコとネズミの戯れを眺める
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