●フットボールの母国、イングランドがはじめて迎えた外国人監督が現在のスヴェン・ゴラン・エリクソン。スウェーデン人である。なので、これはフットボールの母国vsその代表監督の母国対決。
●イングランドはすでに決勝トーナメント進出決定、スウェーデンはまだであるが仮に負けても進める可能性が十分ある(裏の試合はパラグアイvsトリニダード・トバゴ。後者のほうに可能性が残っていた)。そもそもスウェーデンは対イングランド戦で38年間不敗なので、イングランドを恐れる理由がない。そんな状況もあって、オープンで質の高い試合になった。お互いシンプル、ハードかつフェアにプレイをするという点で、似たタイプ同士の対戦とも言えるかも。
●それにしてもジョー・コールの強烈なドライヴのかかったシュート、あれはなんですか。ディフェンダーのクリアを胸トラップして、そのまま超絶ドライヴ回転かけてボレー。あんなに落ちるのか、サッカーボールが。あそこしかないっていうゴールの隅に決まっちゃう。
●2-1でイングランドがリードしていた試合終了直前、スウェーデンのロング・スローからラーションが気合のゴールを押し込んで2-2のドロー。スウェーデンの対イングランド38年間の不敗伝説はまだ続くことになったが、イングランドも無事1位通過決定。日程等も有利っぽいので、決勝まで狙えるのでは。開始早々にオーウェンが負傷交代したのが気がかり。接触プレイなしに足を痛めた。スウェーデンも無敗のまま2位通過だがトーナメントの初戦が開催国ドイツになってしまった。このあたりは巨人族同士でゲシゲシ戦ってくれーっつう感じっすね。
●おっと、今日が発売日だったのだ、サッカー・クラシック・コンピレーション・アルバム、「ワールド・サッカー・クラシックス」。サカヲタをクラヲタ化させる計画第一段階にぴったり。
June 21, 2006