June 27, 2006

決勝トーナメント:イタリアvsオーストラリア。狡智。

●日々容赦もなく世界球蹴り大会の話題が続いているわけですが、どうかお許しを。あっ、DHC FROM 40の連載「オトナのためのクラシック音楽入門」第19回更新。こっちはサッカーじゃないです(笑)。
デル・ピエロに哀愁オーラが漂ってる気がする●で、イタリアvsオーストラリア。イタリアは今大会はじめてデル・ピエロを先発させた。で、しかもトーニとジラルディーノもいる。なんと3トップ。トッティは控え。どうしてかはわからんです。
●ドイツは暑いんだろうか。おおざっぱな試合傾向。日本時間で夜中の第一試合→暑いから、お互いミスしたほうが負けの低リスク潰し合いを70分やって、後の20分で決着つける。日本で早朝の第二試合→頭からガンガン飛ばして派手な打ち合い。で、イタリアが前者の時間に出てきた。だからミスをしたほうが負け。オーストラリアのミスを待つ、待つ、待つ……うおっ、イタリアのマテラッツィが一発レッドで退場かよっ! スペインのカンタレホさん、華麗に赤紙かざしてゲームを支配してます! これ後半5分。
●で、耐えるイタリア。オーストラリアはイタリアなんて微塵も恐れていない。本当に強いんすよ、この国は。ただイタリアは狡猾。ひとり少なくてもしっかり守ってカウンターのチャンスを待ち、結局その機会すらないとなるとロスタイム3分、サイドバックのグロッソが相手ペナルティエリアにするするとドリブルで侵入、ディフェンダーがスライディング・タックルをしてくるのを冷静に見て、自分の足を引っかけさせて倒れこむ。まー、ファウルといえばファウルっていうか、先に滑り込んじゃったらダメっていうのか。主審カンタレホさん、ダイナミックに全身を躍動させながらPKを宣言。トッティがこれを決めて、その瞬間試合終了の笛、劇的な擬似ゴールデンゴール誕生。おかげでヒディンクの4トップとか5トップとかの××作戦を見ずに済んだ。喜びを爆発させるイタリア人たち。白け切ったオーストラリア・サポーターはブーイング。カンタレホさん、あんたって人はっ!


イタリア 1-0 オーストラリア
至福度 ★★★
伝説度 ★★

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