July 4, 2006

ナカタ引退、そしてオシム・ジャパン

●中田英寿現役引退を表明。ペルージャ時代とローマに移籍してトッティとポジション争いしていた頃はホントに毎週ワクワクしたなあ。ローマで優勝した年、トッティの代わりにナカタがトップ下で出場したことが何度かあった。で、ナカタがスゴく活躍してみせた。トッティが試合後に不機嫌そうにコメントを残す。「ナカタはその才能を証明してみせた」。今思うと、そんな時代があったことが夢のようである。
●当時、日本人選手が欧州のトップレベルであれだけ活躍できるとは思いもしなかった。そしてその後、続く日本人選手たちがこれほどまでに欧州で成功できないことも予想できなかった。ナカタの後にナカタなし。
●妄想田中軍団ならあるけど。
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●で、オシム監督なんすけど。みんな諸手を挙げて歓迎してるし、ワタシも本当に嬉しい。以前紹介した「オシムの言葉」は売れまくっているんじゃないだろか。これまでの代表で最強の監督なのはまちがいない。
●が、予言する、オシムが代表監督に就任し試合を率いたが最後、メディアもファンも今「偉大な名監督オシム」に抱いている敬意などすっかり忘れて、生まれてからボールを蹴ったこともない人間まで「オシムは選手交代をできない」「オシムはサッカーのことを知らない」と批判しはじめる。「まさか! んなわけないじゃん」と思うかもしれない。でも4年前、ジーコがまだ代表監督などではなく「白いペレ」「黄金のクァルテットの10番」だった頃はどうか。その頃「ジーコはサッカー知らない」なんて言うヤツはいなかった。それが代表監督になれば「でもジーコじゃねえ、わかってないから。プッ」てなものである。
●あなたは鶏が鳴くまでに三度「オシムはサッカーのことを知らない」と言うでしょう(笑)。いや、ワタシだって発狂してそう言い出すかもしれん。そして、代表監督を退いたジーコは、今やふたたび「白いペレ」の威厳をまとっているではないか!

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