●ひっさしぶりに秋葉原に行ってみた。なんと、つくばエクスプレス開通以来一度も足を運んでいなかったのだ(すっかり脱アキバ)。まず、かつてはあまり用事のなかった南東側の巨大ヨドバシカメラへ。上に書店とタワーレコードがあるから、個人的には物欲の大半をこのビルで充足可能である(涙)。便利だ。が、これでは新宿となにも違わないのであって、ウチからより遠いアキバに来る理由はない。さっさと電気街へ。
●で、驚いたのだ。電気街口とか、大変なことになっている。よくわかんないアイドル志望の女のコとか歌ってる女子中学生グループとかメイド喫茶の店員さんの呼び込みだとか、一見ヲタク都市ならではの健全なる混沌と見えるが、少し違う。なんつうか、これ、すっかり観光地化してる混沌って気がする。ヲタク集結趣都だったところに、ヲタ生態を見たいって思うフツーの人がたくさん押し寄せて、アキバはその期待に沿うリアクションを取り続けているというか。
●あと「おでんの自販機」がどうなってるかなーと思ってたら、あれは健在だったんだけど、それ以前に各店頭で山のように売られてるんすよ、おでんの缶詰が。しかもこれが飛ぶように売れていく。目の前でビュンビュンとスゴい勢いで。おでん缶が観光地の饅頭の役割を果たしている。
●しかもヘンなもの、見ちゃったんですよ、ジャンクとかバルクとか軒先に並べてるような小さなお店の前で。セールの看板持って立ってるアキバっぽいお兄さんのところに、全然アキバっぽくない脂ぎったオッサンが歩み寄ってきて、ドスの利いた声で一言。「おう、兄ちゃん、このヘンでいいコのいるメイド喫茶、どこ?」。ここは歌舞伎町かよっ! それ、秋葉原と違うから、ノリ的に。でもお兄さんはすらすらっとよどみレスに返答、もう毎日何回も同じ質問されててメイド喫茶案内所状態であること確実。気の毒なことである。
●これに比べると中野は平和なヲタクの街だなー。PC系が皆無なのが惜しいけど、怪しさでは負けていない、たぶん。
September 11, 2006
おでん缶が目の前でビュンビュンと
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