September 20, 2006

草サッカー、伝説は今日も舞い降りない

ボールはワタシのスパイクから逃げてゆく●無力感、敗北、悔悟、恥辱、筋肉痛、かすり傷、擦り傷、腰痛。草サッカーから得られるものは多い。これらはなんと甘美なものであろうかっ! あなたにも分けて差し上げたい!
●全身、疲れ切っている。走れない、走る、でも走れない、でも走る。帰宅して、体重計に乗る。昨日とピタリと同じ数字が表示されるという不条理。世界の悪意を感じる瞬間である。
●5ヶ月ぶりの草サッカー、今回は初めての対戦相手、未知であり、こちらには強力助っ人が加わるが、しかし頼みの若手勢が不参加。15分×4本で0-5だったかな? 何点取られたということよりも、こちらが連続無得点であったことが悔しく、さらに言えば自分的になにもできなかった感という点で記録更新であって、もはや豊かな妄想力によって脳内伝説を構築することもできない。反射神経が極度に鈍っているのも問題である。格闘ゲーとかシューティングとかしたほうがいいのかなあ(←ダメくさい発想)。
●でも草サッカーは偉大だな。たとえ今はなにもできなくても、思い出だけでもご飯3杯はおかわりできる。オレ専用サンチャゴ世田谷ベルナベウは記憶の中で永遠に輝き続けるのだ。

「このとき私は、たった一日だけしか生活しなかった人間でも、優に百年は刑務所で生きてゆかれる、ということがわかった。そのひとは、退屈しないで済むだけの、思い出をたくわえているだろう」 (「異邦人」アルベール・カミュ/新潮文庫)

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