●ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2007の記者会見へ(東京国際フォーラム)。今年の公演プログラムが発表された。例によってプログラムはすごい情報量なので、詳細&全貌を知りたいという方はPDFデータをプリントアウトしちゃうのが吉かも。写真はルネ・マルタン氏@アーティスティック・ディレクター。
●今年のテーマは「民族のハーモニー」。昨年から発表されていたものの、当初は「国民楽派?」とか、日本語タイトルをどう落ち着かせるかでいろいろ言われてたけど、結局この形に。つまり19世紀後半から20世紀にかけての、東欧、北欧、中央ヨーロッパ、フランス、スペイン他の、諸国の民族色豊かな音楽が集まると。だからプログラムは多彩。「ボレロ」とか「モルダウ」とか「新世界より」といった超ウルトラ名曲も入る一方で、たとえばヤナーチェクのピアノ曲とか、バルトークの弦楽四重奏曲とか、シマノフスキやらマルティヌーやらもたくさん聴ける、ストラヴィンスキーの「結婚」なんかも聴ける。去年だったら、どれを聴いてもモーツァルトだったけど、今回はふらっと子連れで有楽町に来てアルベニスのイベリア第1集と第2集を聴いた、なんていうヨソじゃありえない出会いが可能なわけだ。ステキである。
●お子様対応について。夜6時半以降の公演は6歳以上入場可、昼の公演は3歳以上入場可、ホールAの朝イチ公演は0歳以上入場可。
●去年「ジュノム」の演奏が評判を呼んだ小曽根真さんは、井上道義指揮都響と共演でガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」&「ヘ調の協奏曲」。パッと見、人気が高そうなのはこの公演かなと。5000人収容のホールAで2公演ある。
●東京国際フォーラムでの演奏会は5月2日(水)午後から6日(日)夜まで。初日2日は暦上はまだ平日なんだけど、でもきっとロケット・スタートの予感。5日間200公演、1500円~3000円で、一公演平均45分。出演アーティスト約1700人、見込み来場者数のべ70万人、総チケット枚数23万枚。クラシックのお祭りがまたやって来る。今年も楽しみだなあ、屋台村(え、違う?)。
February 16, 2007
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2007公演プログラム発表!
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