●何日か前にバルセロナの試合を見たんすよ。ロナウジーニョがスゴいプレイを連発してて、特に終了間際だったかな、伝説一歩手前っていうプレイを見せた。左サイドを駆け上がって、軽めのエラシコを入れて相手を抜き去り、さらに二人に囲まれたところを一人ワンツーやって、もう一回くらいフェイント入れて、キーパーの目の前でボールを浮かしてゴールへ……と思ったらキーパーが手をかすらせてかろうじて弾いた。決まってたら伝説。カンプノウ・スタジアムのお客さんはいっせいに「ロナウジーニョ」コール。Jリーグだと選手が少し転んだだけでも名前を呼んでコールするけど、スペイン・リーグじゃよほどのことがないと個人名なんてコールしてくれない。それが起きた。ロナウジーニョ、天才。力強い美。
●で、U22ニッポンvs香港、試合の前半と後半の終盤あたり、ニッポンのプレイはバルセロナを連想させるなーなんて寝言を言いたくなった。いや反町ニッポン、全然よくない。でも相手がU22香港だとバルセロナっぽいパス回しができる(こともある)。余裕。陣形も同じ3-4-3だし(笑)。で、早めの先制点もあったためか、美しいサッカーと個人プレイに淫しているうちに、チーム・プレイを見失って結局苦労して一瞬同点に追いつかれるかと冷汗をかき、でも終わったら、3-0で完勝。さすがにこれだけ力の差があれば。
●ベスト・プレイヤーは右サイドの水野晃樹。ときどきメッシに見えた。平山相太はサポをやきもきさせる天才。調子の悪いときのグジョンセンに見えた。左サイドの本田圭佑はアメリカ戦に続いてもう一つプレイに積極性を欠いてて心配。ロナウジーニョに見え……ない。
●香港は前線の選手がよくがんばってた。ニッポンの攻撃に耐えて、自陣でボールを奪い返して前の選手に送る、このときに香港の選手が思いのほかキープ力があって感心。弱い相手が強い相手と戦うときには、恐れないことが大切。と改めて教わる。
March 1, 2007
U22ニッポンvs香港@北京五輪2008第二次予選
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