●オシム・ジャパンに初めて海外組が合流(といっても中村俊輔と高原だけだけど)ってことで注目の一戦、しかし相手のペルーはベストメンバーにはたぶん遠くて、そもそも来日メンバーたったの15人ってのはなんなのか。ニッポン代表は25人もベンチ入りしてるぞ(笑)。控えキーパーだって川島と西川、二人もいる。もっともそんな相手であっても簡単には勝てなかったりするし、実際ペルーとは何度か対戦していつも勝てない印象あり。
●でもさすがに今日は勝った。ニッポン 2-0 ペルー。ゴールは巻誠一郎と高原直泰(すごいトラップから光速で反転してシュート)、アシストはともに中村俊輔、両方ともセットプレイから。高原と中村俊輔は個人的に高い能力を見せてくれたという試合であって、チームとしてはまだまだこれからという印象。全体にぎこちないんだけど楽しみではある。良かったのは左サイドバックの駒野。ザルツブルクのアレックスが呼ばれなかったので久々の登場。バックラインは左から駒野、中澤(オシム初召集)、トゥーリオ、加地。毎回どんな選手が呼ばれるか見当もつかんと思っていたオシム・ジャパンだけど、気が付くと最終ラインはトゥーリオ以外はジーコ・ジャパン以来のおなじみのメンバー。キーパーも川口だし。
●途中から中村俊輔と中村憲剛のダブル中村共演が実演。この二人、ホントによく似てる。利き足が左と右で違うけど、ポジションもプレイスタイルもキックのフォームも顔の雰囲気も全部似てる。もう忘れられているかもしれないが、オシムは当初名古屋から中村直志も呼んでいた。したがってオシム・ジャパンではトリプル中村まで実現可能であることは指摘しておきたい(福岡の中村北斗、神戸の中村友亮、愛媛の中村豪らの活躍次第ではニッポン代表総中村軍団の可能性も見えてくる……わけないか)。
●清水の藤本淳吾も途中出場で代表デビュー。五輪組の家長、水野の両サイドアタッカーも交代出場。ベンチにガンバ大阪の橋本英郎、大分の松橋章太(驚いたなー)。中盤から前はどんどん新しい選手が呼ばれている。逆に言えばなかなか定着できないわけだけど、そんななかで所属チームでももう一つと言われていた巻が先発してるあたり、監督の信頼は大きいのだなあと再認識。祝、巻、オシム・ジャパン初ゴール。
March 25, 2007