March 29, 2007

U22ニッポンvsシリア@北京五輪2008第二次予選

シリア●驚いた。U22ニッポンvsU22シリア@北京五輪予選。3-0で完勝、このチームはじまって以来最高の出来、途中から。
●前のマレーシア戦が不甲斐ない内容だったのでこの試合も心配してたんだけど、案の定、試合開始直後はシリアのペース。というか、黄金世代と言われるこの年代のシリア、技術も高いし、戦術的にもしっかりしてそうで、なんかイランあたりと対戦してるみたいだなっていう手ごたえあり。これは強敵、もしかすると歯が立たないかも、と思った。実際、1点シリアが取ったように見えたんだが、審判がファウルで取り消してくれた。
●が、この試合でトップ下に入った家長が利き足じゃない右で強烈なミドルを決めると、ガラリと雰囲気が変わる。急にボールが回りだし、2点目、平山のヘッドがきれいに決まって(唯一の長身フォワードをゴール前でドフリーにしてしまうシリアの守備はどうかしてる)、それからはどんどん選手が動いて、パスがつながる、楽しいサッカーが展開。人もボールも動くコレクティヴなサッカー。これってまさしくオシムが目指してるサッカーなんじゃないの、反町ジャパンだけど。やっぱりオリンピック予選だから、ゴールが入ってプレッシャーが減ると、のびのびプレイできるってことなんだろか。
●今回のニッポンは左サイドに家長と本田を併用。ウィングプレーヤーっぽいのは家長のほうだけど、家長は中に絞ってトップ下気味のポジションで、アウトサイドはもっぱら本田が担当。3バックなので前後に走って守備もしなきゃいけないから外側は本田、家長はなるべく攻撃させるという使い方か。トップは平山、これに李忠成と家長がからむ形。右側は水野の天下。中央は梶山と大学生の本田拓也。キーパーに西川周作が復帰、本田へのスゴいフィードが一本あった。一世代前のキーパーとは足の技術が全然違う感じ。しかも左利きだ(笑)。
●シリアは手ごわいけど、よく考えてみればニッポンはまだラッキーな組に入ったのかも。だって、サウジアラビア、オーストラリア、ヨルダン、イランっていう組があるっていうんだから。

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