●昨日は午後からラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭の記者発表会へ。音楽祭全体については前回の発表会で案内されているので、その後決まった丸の内エリアでの関連イベントであるとか、チケット発売状況、昨年より拡充されたキッズ・プログラム等々の話題。ロマ(最近はジプシーと書かない)の音楽バンド、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスの来日も決定。5月1日18時から東京国際フォーラム地上広場にて開催されるプレナイト他に出演。
●4月8日(日)10:00よりチケット2次販売がスタート。カメラ席等、業務用に確保していた座席を開放して2次販売するとのこと。販売は電子チケットぴあ、東京国際フォーラム地上広場ボックスオフィス等で。LFJの話はここまで。
●夕方、レコード会社で次の企画の打ち合わせ。コンピもの。少しだけお手伝いさせていただくことに。
●夜、紀尾井ホールへ。全然ノーマークだったが、今年はあのツェルニー(チェルニー)の没後150周年なんである(1791-1857)。で、これを記念して演奏会、100番から30番、40番、50番と次々弾く演奏会……なわけない。ちゃんとした作品を聴くのだ、ツェルニーを。新東京室内オーケストラ第22回定期公演(前田二生指揮、Bs:松平敬、S:赤池優)。メインの交響曲第2番ニ長調Op781(←スゴい作品番号だ)をはじめ、堂々たるウィーン古典派の音楽だった。この第2番、だれの曲か知らずに聴いたら、ベートーヴェンの第1番風に始まって、シューベルトの2番とか3番とかそのあたりっぽく(?)終わる曲っていうイメージ。ベートーヴェン時代のピアニストとして、あるいは著作家、教育者としてのツェルニーじゃなくて、作曲家としてのツェルニーというほぼ未知の領域に触れることができてよかった。
●プログラムノートを書いているのがウィーン楽友協会資料館館長のオットー・ビーバ氏。で、孫引きになるけど、そのなかでストラヴィンスキーがツェルニーについて語った言葉を引用している。
ワタシはツェルニーを、重要な教育家としてよりも情熱的な音楽家としてより高く評価する。
おもしろいなあ。これ、出典どこなんだろか、知りたくなった。むしろシューベルト的な内気さを感じたんだけど。